『Kojiki Kamishibai』でやおよろずのカミサマをもっと知りたい!講座第3回~Feat.須佐之男命~
ということで2月25日に開催しました
「紙芝居師なっちゃんの『Kojiki Kamishibai』でやおよろずのカミサマをもっと知りたい!講座」
第3回のタイトルは… 「ワイルドな海の神、須佐之男命は、マザコンやんちゃ坊主だった!?」
三貴神の中で、天照大御神の弟である、須佐之男命(すさのおのみこと)の"パーソナリティー"にスポットを当てて、古事記の物語と照らし合わせて、須佐之男命のやんちゃっぷり(私の解釈です)を紙芝居にしてみました。その画劇をご紹介します。
やんちゃでありとっても愛らしい須佐之男命の愛着いっぱいになりました。
わがままま放題、マザコンやんちゃ坊主なスサノオ。
あまりの暴れっぷりに高天原から追放されてしまいます・・・
途方に暮れて歩いていたスサノオですが、お腹が空いて仕方がありません。
そこに現れたのは、食べ物の神様、オオゲツヒメ。
オオゲツヒメは、三貴神であるスサノオに美味しいご飯でおもてなしをします。
しかし、スサノオは「この美味しいご飯、どうやって作ってるの?」と
オオゲツヒメが食事を創ってるところを覗いてしまうのです…
自身の排泄物でごちそうを創った!無礼だ!と、なんと、オオゲツヒメを殺してしまったスサノオ…
あまりのやんちゃっぷりに高天原を追放されたのに…
オオゲツヒメの悲劇を見ていたのが、造化三神の一柱、カミムスヒノカミ。
オオゲツヒメの遺体から、「五穀」を生みます。
これが、私たちの食べ物の起源と言われています。
再び、独りぼっちとなったスサノオ。そこで出会ったのが・・・
泣いている老夫婦と、若い娘。
若い娘は、恐ろしい猛獣“ヤマタノオロチ”のいけにえになってしまうのだという。
自分の娘をいけにえにして、ヤマタノオロチから村を守ってきた老夫婦。
最後の娘であるクシナダヒメをいけにえにだすことになっていたのです。
ヤマタノオロチは、八つの頭と八つの尾、身体には杉の木や山々がそびえたつ巨大な猛獣です。
そのいけにえになる娘を見たスサノオは・・・・
急に男らしくなり、「オレがやっつける!」と言います。
あなた誰?と問いただす、テナヅチとアシナヅチ。
自分は高天原の天照大御神の弟であることを告げると
「それはそれは!娘をどうぞもらってやってください。」と言います。
そして、スサノオと共に、ヤマタノオロチを倒すために行動を起こします。
スサノオはこの老夫婦に重労働を課すのです。
沢山醸した強い酒を飲ませようと用意させるのです。
そして、ヤマタノオロチは、まんまとその酒を呑んで、酔っぱらって眠ってしまう…
眠っているその隙に…エイヤッ!とオロチの首を取るスサノオ。
櫛に姿を変えたクシナダヒメをつけながら、勇敢な勇者・スサノオは八岐大蛇と戦います。
オロチを倒したスサノオ。オロチの体から、三種の神器「草薙の剣」を発見。
この美しさに、ある行動をとります。
この草薙の剣を、アマテラスに譲ったのです。
立派な姿になったスサノオに喜ぶ姉・天照大御神なのでした。
平和が戻ったこの地に降り立ったスサノオとクシナダヒメ。
スサノオは「すがすがしい!」と言います。
クシナダヒメ「じゃあ、この土地は“須賀”にしましょう」
と、須賀という土地の名前をつけます。そこで私は思いました・・・
須賀の土地に、家を建てた須佐之男命。
嬉しくて思わず、こんな歌を詠みます。
この歌は、日本最古の歌と言われています。
っていうことは…さっきの「ダジャレ」は、日本最古のダジャレか(笑)?!
歌の意味をとことんデフォルメして訳すると・・・という意味かな?と解釈しました。
さて、ここで穏やかになったスサノオ・・・かと思いきや!!!!
あれれ?今度は誰ともめているのか?
さぁさぁ、ということで次回につづく!!
さ~て、次回の神様講座は?!
*ぼくはヘタレ弟です
*どうぶつと女子にモテモテ
*りっぱなぼく 対 がんこオヤジ
の3本+αです!
このほか、例によってたくさんの神様相関図で詳しく説明いたしました。
画劇総枚数32枚の大作でした。
あなたの町にも、Kojiki Kamishibai講座伺います!
楽しく笑いながら、古事記のこと、八百万の神様の事を皆様と勉強しませんか?
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