『Kojiki Kamishibai』でやおよろずのカミサマをもっと知りたい!講座第2回~Feat.天照大御神~

ということで1月29日に開催しました
「紙芝居師なっちゃんの『Kojiki Kamishibai』でやおよろずのカミサマをもっと知りたい!講座」

第2回のタイトルは…

「太陽の神、天照大御神は、かまってちゃん姫だった!?」

三貴神の中でも最高の女神と言われる、天照大御神の"パーソナリティー"にスポットを当てて、古事記の物語と照らし合わせて、天照大御神の愛すべきキャラクター(私の解釈です)を紙芝居にしてみました。その画劇をご紹介します。今回の画劇は総数40枚にも及びました…Σ(- -ノ)ノ

アマテラスは登場場面も多いので、ボリュームいっぱいです。

項目を作って、紐解いていったのでした。

天照の姫要素その1.
アマテラスは、イザナキの子ども・『末っ子三人衆&一人娘』だったのです。
こういう言葉で表現。トリプルスリーならぬ"末っ子スリー"。
そして、神様は"柱"という単位なので、一人娘ならぬ"ひと柱むすめ"。

イザナキと、黄泉の国へ行って鬼になってしまったイザナミが、決定的な争いをしてしまうのです。
その中で、子供を産むこと殺すことを繰り返していたのです。


鬼になったイザナミから逃げ切ったイザナキは、禊をして体を浄めます。
その際に衣服や垢、川の水などから27柱の神様を生みます。

その中で最後に生まれた三柱が、「末っ子三人衆」です!
天照大御神は、その三柱の一人娘、ひと柱むすめ、なのです。

イザナキは、この三柱が超~~~かわいくてしょうがなくて(元祖親バカ!?)

アマテラスには高天原を、
スサノオには海の世界を、
ツクヨミには月=夜の世界を 仕える様にとたくします。エコヒイキですね(笑)
はい、姫要素いっぱいです( ´艸`)

アマテラスの姫要素・・・その2.

海の世界に行きたくない、ママ=イザナミに逢いたいと駄々をこねるスサノオに・・・
(ここら辺を第3回に講義します~)

もうカンカンです!そもそも、ママはイザナキのはずですものね。スサノオを追放します。

姉のアマテラスにお別れの挨拶をしようと、アマテラスのもとに向かうのですが・・・
思い込みの激しいアマテラスは、自分を攻撃してくるのではと思ったのです。

そこで、スサノオを警戒したアマテラスは・・・・

男装して、身構えちゃいます・・・思い込み激しいですね~
スサノオは純粋にお別れを言いに来ただけなのに。。
スサノオは、身の潔白を証明しようと「誓約~うけい~」をしようと申し立てます。

その誓約でも、姫要素満載です。その3.

姉弟仲良く(?)誓約をしたアマテラスとスサノオは、それぞれ神様を生みます。

その神様がこちらの八柱。
スサノオの剣から、女神を生んだアマテラス。
アマテラスの首飾りから、男神を生んだスサノオ。
スサノオの持ち物から女神が生まれたことで、スサノオの勝利となりました。

しかし、実際生んだのはアマテラス。そこで負けず嫌いのアマテラスは・・・
「私の生んだ女神を頂戴!」と自分の子供にしちゃいました。
この三女神は、『宗像三女神』として有名です。


そして姫要素その4.ここのエピソードは古事記でも一番有名ではないでしょうか?

誓約に勝ったスサノオは大喜びの大暴れ!ゲーゲー、ウンウンどこでもやっちゃいます。
しかも、アマテラスの御遣いをしていた機織りの女神も殺しちゃいます。

そんなスサノオを見て、思い込みの激しいアマテラスは怖がってしまい・・・
天岩戸に隠れてしまいました。

そして、高天原は真っ暗闇に包まれ、闇の世界に・・・ピンチです!!

さぁ、神々たちは困った・・・知恵の神、オモイカネノカミに相談します。
そしてオモイカネが思いついたのが『天岩戸の祭り』=『天岩戸フェス』です!

勾玉や鏡をつくらせ、祝詞や占いで盛り上がり、アメノウズメに踊りを踊ってもらい、みんなで直会どんちゃん騒ぎ。そんな騒ぎを陰から聞いていたアマテラスは・・・

自分がいないのに何でこんなに盛り上がってるの~~~!!!
とブルブル震えるのです!キィ~~~~~ッ!!!ってヤツですね。

そして、そぉ~~~~~~っと、天岩戸を開けて覗き込みます。
天照「なんでそんなに楽しそうなの?」
アメノウズメ「あなたよりも素敵な神様が来たからよ」
と言われて、思わず外に飛び出すアマテラス。

その隙に・・・神々たちはアマテラスを天岩戸から引っ張り出し、

鏡を見せて「この方が美しい素敵な神様です。そう、アマテラスさまあなたですよ」
と、アマテラスを持ち上げるのです。


さぁ、神々に持ち上げられた姫要素満載のアマテラス。
う~んとってもとっても・・・↓

と思ったのでした。愛すべき神様のアマテラス。大好きです。


このほか、例によってたくさんの神様相関図で詳しく説明いたしました。
画劇総枚数40枚の大作でした。フゥ~。

あなたの町にも、Kojiki Kamishibai講座伺います!
楽しく笑いながら、古事記のこと、八百万の神様の事を皆様と勉強しませんか? 公演ご依頼はコチラまで。
または、kami.nacchan@gmail.comまでメールくださいませ。



「カミサマ紙芝居師なっちゃん」Official Site

鎌倉を拠点に、全国各地で紙芝居で笑顔と元気を届ける紙芝居師。 神代文字である『龍体文字』でカミサマのエネルギーを届ける神事アーティスト。 古事記・日本書紀などをもとに日本の八百万の神様のお話や 日本の神々が持つスピリットをオリジナル紙芝居で伝えている。 いしかわ観光特使、第2回 ニッポン全国街頭紙芝居大会優勝。

0コメント

  • 1000 / 1000