石川県羽咋市のご当地伝説紙芝居~オオクニヌシ登場~

さて、もうひとつ大事な大事なご当地紙芝居をアップします。

私の故郷・石川県の真ん中ほどにある小さな市「羽咋(はくい)市」です。

6月末に、石川県人会つながりで、羽咋市応援会の皆様とご一緒する機会があり、

その時のために作った、石川県羽咋市にまつわるお話のダイジェスト紙芝居です。

石川県羽咋市は、実は私が幼少の時毎年夏休みに暮らしていた能登地方のヒトツ。

母方の祖父母の家が羽咋市にあって、お盆はこの羽咋市と、父方の実家がある奥能登とで過ごしていました。

そんなわけで第二の故郷の一つである「石川県羽咋市」にまつわる紙芝居。
羽咋市は調べれば調べるほどに、神秘的なお話がいっぱい。


そのうちの二つを中心に、ご紹介します。

羽咋市は、こんな場所ですよ~、という紹介から。

羽咋で最近有名になったのが、ローマ法王に献上したことで話題となった

「神子原(みこはら)」地区の「神子原米(みこはらまい)」。

唐沢寿明さん主演のドラマ「ナポレオンの村」のモデルになった場所です。

そして、全国で唯一、海岸沿いを車やバイクで走れる

『千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイ』の千里浜海岸。

さらに、みうらじゅん大好きな方には聖地?ともいえる、

UFOの街・羽咋市にふさわしい“コスモアイル羽咋”

という導入から、羽咋市のふしぎな地名「羽咋」にちなんだ

こんな神話を紹介しました。


かつてこの町で疫病が流行ったのですが、

「大毒鳥」が疫病の菌を待ち人たちにまき散らしたのが原因でした。

困り果てた天皇は、自分の息子「磐衝別命(いわつくわけのみこと)」に、

あの大毒鳥を退治するように言いました。

この時に、いわつくわけのみことが連れてきた3匹の犬が

この大毒鳥の羽をくいちぎったことから、

「羽を喰う」=「羽喰」=「羽咋」という地名になったと言われています。

(諸説ある中のひとつとして紹介しました。)

そしてもうひとつのお話として紹介したのが、

私が大好きな大好きなお社、能登一宮の『気多大社』のお話。

気多大社の神門は、国の重要文化財なのですよ~!!

気多大社には、本殿橫に「入らずの森」という聖地があります。

1万ヘクタールという広大な森は禁足地であり、

宮司さんと天皇しか入れない、とても神聖な場所です。

判る人には判る、ものすごい森の畏怖感、まさに聖地です。

素晴らしい森です。是非一度行ってみてください。

気多大社の御祭神は、『大己貴命(オホナムチノミコト)』

別名『大国主神(オオクニヌシノミコト)』。

七福神の“大黒天”としても有名なオオクニヌシノミコトは、

“因幡の白兎”で知られる、『古事記』では欠かせない神様ですね。

そう、あの出雲大社の御祭神と同じ神様です。ということで

『縁結びのパワースポット』としても知られている気多大社です。

オオクニヌシは、その名の通り“国造りの神様”として知られています。

八百万の神々の中でも、通称“国津神”に分けられます。

そのオオクニヌシにまつわるこんなお話があります。


この町にかつて、ヤマタノオロチ(八つの頭をもつ大蛇)が現れて

人々を怖がらせていました。

(あれ?このお話も『古事記』だぞ?!

古事記でこの大蛇を退治するのはスサノオだけど)

それを見かねたオホナムチノミコト(のちの“オオクニヌシ”)は、

この大蛇を何とかならないかと頭を悩ませていました。

そこに現れたのは、この土地に住んでいる鳥“鵜(う)”です。

鵜が、オホナムチにこういったのです。

「私が羽を羽ばたかせてオロチの気を引きます。

そのスキにオロチに矢を放ってください」

鵜とオホナムチの作戦は大成功!

それ以降オホナムチは、この町の人々から英雄と崇められ、

祀られたのでした。

という、二つの伝説を紹介させていただきました。

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「カミサマ紙芝居師なっちゃん」Official Site

鎌倉を拠点に、全国各地で紙芝居で笑顔と元気を届ける紙芝居師。 神代文字である『龍体文字』でカミサマのエネルギーを届ける神事アーティスト。 古事記・日本書紀などをもとに日本の八百万の神様のお話や 日本の神々が持つスピリットをオリジナル紙芝居で伝えている。 いしかわ観光特使、第2回 ニッポン全国街頭紙芝居大会優勝。

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